2016年1月7日木曜日

#07 海街diary/是枝裕和





優しくて柔らかくて淡くて、
なんとも精神に優しい映画。

鎌倉の夏のじめっとした感じも、
緑の濃ゆいにおいも。

それはそれは素敵だけど、
素敵にそれらしく撮ったまでと言われればそれまで。

2016年1月6日水曜日

#06 白河夜船/若木 信吾




起きているときも、
ずっと眠っているのではないだろうか、
この人は。

ずっと眠っている割には、
部屋のベットはとても小さく(見える)て、
真っ白いファブリック。
ずっしりと深い眠りに入れるような寝床には見えなんだ。

#05 はじまりのうた/ジョン カーニー





音楽っていいね。
映画っていいね。

自分のなかのものを音楽に落とし込める人は、
生活が楽しそうだ。

キーラがこんなに歌がうまいなんてね。
そもそも俳優の人たちはみんな歌が上手い気がする。

歌を歌うときも、
その歌い方は演技なんだろうか、
何通りもの歌い方ができるもんなのだろうか。

2016年1月1日金曜日

#04 海を感じる時/安藤尋




違和感を感じたのは、
時代設定の割に俳優二人の現代人ぶりが抜け切れていなかったから?

今となっては、
大したネタにもならないだろうけど、
きっと原作当時にしてみたらショッキングなことなんだと思う。

その当時の現代にはない大人びた雰囲気とか、退廃感、
そんなものが感じられなかったのが惜しい。

#03 パーマネントバケーション/ジム ジョームッシュ





若人RPG。
さまよえど、迷えど、人に話しかけど、
結局答えはでなくて、
船に乗って旅に出る(逃げる)からのフェードアウト落ち。

その先に待っているのは、
理想であってほしいけれど、
まさか汗水垂らして働いているような現実は、
大抵この手の映画にはない。

現実ではないからこそいいのだろうけど、
そこが映画の残酷さ。

22歳くらいのときに観たかったな。

ラスト、
ロワーマンハッタンのWTCの2棟がそびえ立つシーン。
あらためてスカイライン大きな要素だったんだと。
他のビルディングに比べて外観の色味が薄いせいか、
亡霊のように見えてしまった。

それは映画にはない現実の残酷さであって。